外為取引(FX)は、24時間OPEN!
◆ いつでも取引が可能 ◆
外為取引(FX)には、何時から何時までという区切りがありません。月曜日にオーストラリアで取引が開始されて、金曜日にニューヨークの取引が終了するまで取引は続けられます。
つまり、時差の関係で主に取引が行われる国が次々に移っていきます。
東京時間、ニューヨーク時間、といわれているのは、東京で取引が一番活発な時間帯、ニューヨークで取引が一番活発な時間帯という意味です。
いずれにしても、投資家は、24時間いつでも取引に参加することができます。
これは投資家にとって非常に便利なことです。
例えば、会社員の場合、昼間に会社で為替のことをずっと気にしてパソコンとにらめっこ、なんてことはできないけど、帰宅後にじっくり取り組むことができます。
反対に、主婦の場合、朝、子供たちを送り出して、戻ってくるまでの自分のフリータイムを利用するのもいいですね。
このようにライフスタイルに合わせた取引ができます。
◆ 売買のタイミングを逃さないで済む ◆
外為取引(FX)では、24時間取引に参加できることで、売買のタイミングを逃さずにすむのです。各国で経済指標が発表されたり、何かの事件が起きたりすると大きく動くことが多い為替相場。
経済指標については後で詳しく説明しますが、例えば各国で次のような市場に大きな影響を与える指標が発表されたとします。
日本では、国内総生産(GDP)、日銀短観、鉱工業生産など。
発表時間は指標ごとに違いますが、おおむね午前9時頃あるいは、午後の2時頃です。
米国なら、国内総生産(GDP)や雇用統計、米連邦公開市場委員会(FOMC)報告など。
これらの重要指標は、日本時間の午後10時30分頃から発表がはじまります。
特に米国の指標が発表される時間帯は取引が集中します。
ある外為業者によれば、日本時間の午後10時~午前1時ぐらいまでの時間帯がもっとも活発に取引が行われているといいます。
どちらかといえば、東京時間よりもそれを過ぎて、欧州時間、ニューヨーク時間に大きく値が動くことが多いのですが、中でもこの時間帯は一日のなかでもひとつの節目を迎える時間帯でもあると考えられます。
外為取引(FX)の情報でよく言われる「上値(下値)を試す展開」も、この時間帯でみられることが比較的多いようです。
CHECK POINT
重要指標各国の経済指標の中でも、特に為替相場に影響が大きいとされるもの。
先ほどあげた経済指標はどれも重要指標です。
上値を試す
集中的に買いが入ることで継続的に値が上がっていき、ある一定の水準を突破しようとする動きのこと。(⇔下値を試す)