FX 初心者に警鐘を鳴らす!Top >  ▼テクニカル分析 :  ろうそく足の見方 >  ろうそく足の見方 【1本のろうそく足は語る】

無料ダウンロード

ろうそく足の見方 【1本のろうそく足は語る】

◆ 一目で値動きがわかる ◆

テクニカル分析は過去の値動きを記録したチャートをベースに将来の値動きを予測する分析手法です。
チャートの基本とされるのがローソク足。
ローソク足は次に示す4つの値段(4本値)をもとに作成されます。

①始値 売買開始時の値。寄付(よりつき)ともいう
②高値 期間内の最高値。
③安値 期間内の最安値。
④終値 売買終了時の値段。引値(ひけね)ともいう

ローソク足には主に、1日の動きを示す「日足」、1週間の動きを示す「週足」、1ヶ月の動きを示す「月足」などがあります。
もっと小刻みな動きを示す「1時間足」「30分足」「5分足」などもあります。
成行注文のときは、さらに短い「1分足」「ティック足」なども見ると売買のタイミングの参考になるでしょう。
ローソク足にはその期間の値動きはもちろん、相場の先行きを示すヒントが隠されていますので理解できるようになるととても便利です。

【ローソク足は次の部分からできています】 ろうそく足の見方
実体
始値と終値の関係を示した長方形部分を「実体」といいます。
実体が白いローソク足を「陽線」といいます。
始値より終値が上昇したことを示します。
一方、実体が黒いローソク足は「陰線」と呼ばれます。
始値より終値が下落したことを示すものです。
実体が大きいローソク足をそれぞれ「大陽線」「大陰線」といいます。

ひげ
実体の上下に伸びている直線は「ひげ」といいます。
上に伸びている直線は「上ひげ」といいます。
その期間は高値を示しています。
下に伸びている直線は「下ひげ」といい、その期間の安値を示すものです。

【基本的なローソク足のチェックポイントと法則のご紹介】
実体の色
陽線(白)→上昇基調
陰線(黒)→下落基調

実体の大きさ
実体の大きさは相場の上昇または下落のエネルギーの強さを示します。
実態が大きい場合は上昇、または下落圧力が強いと考えられます。
ちなみに始値と終値が全く同じで実体がまったくないローソク足を寄引同事線(よりひけどうじせん)といい、相場の転換点を示すサインとされています。

長さ
ひげの長さは、高値または安値と終値との落差を示します。
長い上ひげは一度大きく上昇した後、下落して終了したことを示しています。
この場合、出現したのが陽線であっても上昇圧力が減退している可能性があります。
一方、下ひげが長い場合は一旦は大きく下落したもののその後、上昇して終了したことを示しています。
この場合は陰線であっても今後、上昇に転じるとの見方も可能です。

CHECK POINT

ティック足
ティックとは瞬間という意味。
時計が時を刻む音(ticktack:チクタク)の意味もある。
取引が成立するごとに示される値段の変化のこと。
例えば5回値段が変化するごとに刻まれていくチャートは「5 ティック足」といいます。

寄引同事線
実体が一直線のローソク足。
実体部分が比較的上部についているものをその形状から「上十字」、比較的下についているものを「下十字」と呼ぶ。
上十字が出た場合は買い圧力が強く、下十字が出た場合は売り圧力が強いとされています。

spacer
無料ダウンロード
FX 初心者 FX初心者入門ガイド FX 初心者