常盤Investmentsに処分勧告
[東京 8日 ロイター]
(証券取引等監視委員会は8日、外国為替証拠金(FX)業者の「常盤Investments(東京都中央区)」に対し、システム管理の不備が発覚したことから金融庁に行政処分を出すよう勧告したと発表した。
同社は、インターネットを主体としたFX取引を顧客に提供しているが、証券監視委が昨年12月から実施した検査によると、システムの保守管理を業者に全面的に一任している状況で、ずさんなシステム管理が認められた。2006年8月の業務開始から、証券監視委が認めただけでも30件のシステム障害が発生。この中には注文が入らないなど顧客に損害を与える可能性のあるものが複数含まれていたが、同社は、障害が発生したことすら確認せず、損失補てんなど必要な顧客対応もしていなかった。
証券監視委によるFX業者の処分勧告は、今年に入って5件目。2007年1―12月は9件について勧告した。FX業者に対する処分勧告は、2005年10月が初めてだが、それ以来、22件の勧告実績がある。)
今回はシステムに関する勧告のようで、顧客資産の保全に関するものではありませんでしたが、
改めて業者選びの重要性を再認識させられました。
ある業者比較サイトをみてみたら、国内で取引できる業者は135社もありました。
もちろんすべての業者を知っているわけではありませんが、
昨今の手数料無料化、低スプレッド競争を見ていると、業界の再編淘汰は避けられないと思います。
現在、取引中のFX業者の再確認が必要かもしれません。