FX初心者という方への基礎、FX初心者が陥りがちなワナ等を解説。ブルベアのトレード日記などなど

■2007年7月17日

◆　市場は「びっくり」した反動で大きく反応する　◆

「雇用統計が大幅に改善するというサプライズにより、ドルが急反発した」
市場では、サプライズ、つまり想定外の「驚き」により急激に売買が増えることがあります。
当然、経済指標ですので前期比や上下幅も重要です。
サプライズは米雇用統計をはじめ、各国のＧＤＰ、貿易収支物価指数など重要指標といわれるものに生じる傾向があります。
それよりもっと重要なのは、「事前予想」との比較になります。
事前予想を大幅に上回った（あるいは下回った）場合サプライズといいます。
ある通貨が大量に買われるサプライズは「ポジティブ・サプライズ」となります。
この場合は、その国の通貨の買い時となります。
反対の場合は「ネガティブ・サプライズ」といいます。
この場合はその国の通貨の売り時となります。
ただし、ネガティブ・ポジティブに関わらずサプライズ効果は比較的、一過性のものが多いともいえます。

ＣＨＥＣＫ　ＰＯＩＮＴ

速報値・確報値
報告に必要となる各経済数値について、当面、出そろっているもの、およびその他については推定値をもとに、取り急ぎ報告する値を「速報値」といいます。一方、出そろったすべての数値を検証した上で報告する値を「確報値」といいます。

織り込み済み
将来の好材料や悪材料がすでに為替相場に反映されている状態のことをいいます。そのため、その材料が発表されても相場にほとんど影響を与えません。